ホームページも習うより慣れよ
2024/02/12
ホームページが良くなるには、慣れるほうが良いです。
コモディティ化と呼ばれる現象があります。コモディティというのは、商品と言う意味ですが、ビジネス用語的には、他の商品と差がわからないものとして使われています。つまり、差別化ができない状態というものです。
例えば、大学受験の際の参考書です。大学受験の学力というものは、どの参考書をやったかで学力に差がつくわけではなく、一つの参考書を何回繰り返しやったかで学力の差がつきます。参考書そのものの違いは、ほとんどありません。コモディティ化されているのです。
参考書がコモディティなら、受験塾の講義も同じくコモディティです。学力向上という成果を求めるなら、参考書も講義も違いはありません。何回も繰り返す。つまり、慣れることが大事なのです。
にもかかわらず、東大生が合格したノート的なものや、ビリギャル的なもの、また、有名講師や東大合格者多数的な部分で違いを出そうとします。くれぐれも違いは、ほとんどありません。高校の先生方が、苦労して選びに選んだ、適度な参考書や教科書を繰り返すだけで、成績は、勝手に上がるのです。
さて、コモディティ化は、商品の側、売る側からの視点です。売る側は、どれも同じと思われたら、価格も高くできませんし、買ってもらえなくなります。だから、必死に、差別化とか、ブランド化とかするわけです。ただ、それは、ほとんどが、売る側の事情です。
だから、ホームページを良くしていくには、使う側が慣れることが大切です。高いホームページだから集客できたり、求人がうまくいったりではありません。無料のホームページでも、慣れて使いこなせば十分に成果はあがります。
ただ、教科書をやるにあたっても、最低限の講師は必要なように、ホームページにおいても、講師役がいると、ずいぶん助かります。
私達は、ホームページを活用する講師のような立場でありたいと思うものです。