ウェブ広告の限界

2024/03/06

検索エンジン、Googleの検索上位に表示させるGoogle広告というものがあります。

他にも、facebookやInstagramのタイムラインに表示させたり、Xで表示させるSNS広告というものがあります。

それらは、まとめてウェブ広告と呼ばれています。従来のテレビやラジオの広告がありますが、現在、日本中の従来のテレビ、ラジオを含めたあらゆる媒体の広告費よりも、日本のウェブ広告の費用のほうが圧倒的に上になっています。

ウェブ広告は、上手に活用できれば、素晴らしい成果を発揮します。

しかし、このウェブ広告も、特性を知らなければ、広告料金を無駄に使ってしまいます。

運用の仕方で、ここまで、成果が変わるものも珍しいと思います。

ただ、運用次第で、成果をどんどん上げられていたのは、もう、少し以前の話になっていて、

ウェブ広告の限界も見えてきているように見受けられます。

 

広告の仕組みとして、関連度の高い人から順に優先的に広告を配信します。

これは、ある程度の金額までは、広告費用を増やせば増やすほど、関連度の高さを維持できます。

ですが、広告料金を引き上げ、ある程度の基準を超えると、今度は、関連度が下がってきます。

 

関連度が薄まるとか、関連度の密度が下がるとか表現しますが、関連度が薄まると、申し込み率や成約率などの、コンバージョンと呼ばれる数値も全体としては、下がり、広告効率は悪くなります。

 

さらに、ウェブ広告は、焼き畑農業の要素もあり、ある程度、顧客に広告が行き渡ると、関連度の高い顧客が減っていきます。

 

ここで、商品の魅力を上げ、顧客満足度向上に取り組みリピート率が上がる施策をとればよいですが、大抵は、もっと効率の良い広告や回し方は無いだろうかと探します。結果、焼畑農業的に、新しい商品、新しい市場を種まきと収穫を繰り返すことになります。そして、畑は、減っていきます。

 

広告は、一時的なもので、来てくれた顧客をお得意様にできる施策も同時に行わないと、尻すぼみしていくと考えてください。

広告媒体としては、広告の効果が少なくなりもっと予算をかけてくれるようになると助かるのでしょうけども。。